このサイトについて

この度の震災で大きな被害を受けた場所の1つに東松島市があります。

ここはかつて日本で初めて近代的洋式港湾建設事業が行われた場所でした。
築港当時に土木局出張所があった場所である鳴瀬川のほとりに、野蒜築港資料室があります。
築港に関する資料や情報を集め、広く紹介し、また地域に伝えていました。
決して有名な観光地ではありませんが、これまで多くの人々が野蒜や資料室を訪れています。

この付近も津波に襲われたことは報道でも伝えられました。
今、野蒜がどうなっているのか、おそらく心配しておられる方々がたくさんいると思います。
このサイトでは資料室が再開されるまでの間、築港跡の様子を中心に、野蒜の今を少しずつお伝えしようと思っています。

タイトルを「野蒜築港のまわりで」としたのは、当たり前ですが、築港だけが野蒜ではないからです。
築港当時も野蒜は時代に翻弄されましたが、それ以前もその後も、他の土地同様に、様々な出来事がありました。
それでも人々は暮らしてきて、そして今があるのだと思います。それが土地の力だと思います。
そのような部分を含めてお伝えできたらいいなと思っております。

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(追記) 2011/04/06
あくまで築港のことを中心としてお伝えするつもりですが、
気分を害する方がいらっしゃるかもしれません。
悩みながらの作製です。
ご意見歓迎いたします。