[野蒜の様子]10月

更新が滞っております。
今更ながら10月末の野蒜です。

いつもの場所です。


鳴瀬川河口、新町方面の工事も進んでいます。
資料室の跡もいつまで入れるかはわかりません。

土砂を運ぶベルトコンベアの工事も進んでいます。

東名運河の上に見えます。

野蒜駅から海岸にむかう道の左側まで続くようです。


セイタカアワダチソウのむこうに見えているのが
かんぽの宿です。


東名では、田圃だったところの水抜き?が進み
あちこちでショベルカーが作業していました。

11月

11月末になると、すっかり冬の景色です。


工事の続いているベルトコンベアも、すっかり繋がった様子。


まだ工事は続いていますが、全体像は見えて来ました。

このベルトコンベアは一般的なものだそうです。
ダンプが往復するよりも安全で効率よく土砂を運べるのですね。
高台移転用地は、遠くから見ていると造成工事がかなり進んだように見えていたのですが
これから土砂を運ぶということなんですね。
その土砂が防潮堤に利用されるのでしょう。


ずっと花が手向けられていたところも、何もなくなってしまって
菊だけが寒さのなか、咲いていました。

最近になって、東名地区などにおける防潮堤反対の声が新聞に載っていたり
農地復旧に対する疑問が載っていたりしています。


東名地区の農地復旧は進んでいるように見えました。
でも、除塩はこれからです。


仙石線の工事も進んでいます。
でもまだ2年はかかる予定です。


野蒜駅では、宮戸の方たちが海苔を売っていました。
ここは見学の方も来るし、バスも停まるし、いろいろと利用できそうです。
野蒜駅の建物も残す方針のようですね。

石井閘門

12月になりました。

鳴瀬川河口では


両岸で工事が進んでいます。

石巻にある、石井閘門の修復工事の様子を見学する機会をいただきました。

河口から離れているために、
野蒜新市街地のレンガ橋脚のように流されるなどの被害はありませんでしたが、
それでも様々な傷を受けて、修復作業を行っています。
因みに重要文化財です。

内容については、野蒜築港ファンクラブなどから報告があると思います。

普段は舟じゃないと近づけない危険水位表示板の前にも立つことができました。

10 VOET + P
と彫られているのがわかるでしょうか。

VOETはオランダ語でFEETを意味しています。
北上川基準水面から10フィートの高さです。
ここを越えたときは越水の恐れがあるために水門は開けない、という高さだと言われています。

新しい町の気配


9月の野蒜です。


すっかり秋の景色です。

吉田川のほとりからは、仙石線の工事がよく見えるようになりました。

線路の橋脚を造っているのがわかるでしょうか。
写真の奥が高台の野蒜北部丘陵になります。


もう少し大きくするとこんな感じです。


やがて鳴瀬川を渡る橋に繋がるはずです。

一方、野蒜駅の裏でも工事が進んでいます。


鉄骨を組んでいます。
これがあちこちで組み立てられています。


いずれ繋がる感じです。


これらの写真は野蒜駅の裏ですが、
東名運河を越えて、野蒜海岸の方でも同様なものが造られています。

ずっと気になっていたのですが、これはベルトコンベアになるそうです。

高台で削った土を野蒜海岸などに造る防潮堤用に運ぶのでしょうか。
だとすると、運河の上を土が運ばれていくのでしょうか?
今のところ東名側にはなくて、野蒜側のみです。
今後どのようになっていくのか気になります。

東名の海

東名は地盤沈下の影響で、田圃周辺は震災以降、海になっていました。
GoogleMapでも、このような地図になっています。

赤い丸の辺りは以前は陸地として描かれていました。
(9/20追記 排水が行われているのは、東名駅の南側の一部で、全ての箇所ではありません)

震災後はずっと下のように水がひきませんでした。

これは2011年4月の写真です。

震災から2年、ずっと海のままでしたが、先日訪ねると

水がほとんどなくなっていました。
排水をはじめたようです。

恐らく捜索の意味もあるのだと思います。

当初から、田圃に復旧させるという話でしたが、
そうすることが良いのかどうか、難しい問題だと思います。

2度目の夏


8月末の野蒜新町です。

今年は梅雨明けが8月と遅く、肌寒い日が続きましたが
七夕のあたりから気温も高くなり、草も元気に繁茂していました。


いつのまにかキクイモの季節になっていました。


市街地跡で、野蒜?!と思いましたが、どうもニラだということです。
なかなか植物はわからないです。

野蒜海岸でも、防潮堤の建設が本格的に始まるようです。
高さの表示?が設置されていました。


T.P.が7.2m。
以前のものよりも高くなります。

ただ、もともと防潮堤により海は見えない環境だったので
それほど大きな変化にはならないような気もします。
どうせなら、数か所に水門を設けて、そこから普段は海が垣間見られたらいいのに
という声もありました。そういうことはあるのでしょうか。
海水浴客のこともありますし。


ちなみに、現在のものは5mです。

根古の仮設へと伺いました。
ここでは、住民の方たちでカゴを制作しています。


カラフルで、形もさまざまです。

根古の仮設の談話室で販売しています。
是非お立ち寄りください。


そして、野蒜小学校体育館では解体が始まっていました。

鳴瀬二中も解体作業中です。

野蒜北部丘陵の工事は随分と目に見えてきました。
その写真も近々撮ってきます。