3月末に。

情報を耳にして、久しぶりに野蒜築港の新市街地跡を訪ねました。


明治17年に建立された黒澤敬徳の碑は、津浪で流されてずっと倒れたままでいました。

その他、かつての野蒜築港の数少ない遺構も津浪で流されてしまい
それでも発見してもらって、まとめて並べてありました。

1月に見たときは、まだこの状態でしたが(写真は夏のもの)

なんと、今回(3月30日)に見に行くと

綺麗に再建立されていました。
ローラーは1個ですが、新たな台座に乗っています。


ローラーの向こうに何か見えます。


そうです。ずっと行方不明だったお地蔵さまも戻っていました。

整地作業中に、土の中から出てきたそうです。
「見た人がいるからあると思うんだよなあ」
と聞いていましたが、本当に川の中ではなく市街地にあったのですね。

更に


野蒜測候所跡も設置されていました。
綺麗な整地跡が新しさを物語ります。


ただ積み重ねられていた浜市の板碑群も、広げられていました。


イヌフグリが咲いていました。春がそこまで来ています。

市街地跡から見ると

資料室のあたりにたくさんの車が

行ってみると

ずっと閉まったままだった水門が、とうとう動くようになり
開けられて、水がとうとうと流れていました。