仙台空港
番外編です。
野蒜には直接関係ありませんが、4月9日に仙台空港周辺へ車を探しにいってきました。
震災の2日前、私は仙台空港から宮城を発ち関西に行っていました。
仙台空港は4月13日から再開されるそうです。
しかし、まだ周りは津波に襲われた状態を残したままです。
付近では自衛隊の方々が行方不明者の捜索を行っていました。
Aの場所が私が車をとめた駐車場の位置です。
仙台空港と海の間に運河があります。
これは貞山堀と呼ばれるもので、塩釜から阿武隈川まで続いています。
古い部分は伊達政宗の晩年や二代の忠宗の頃に掘られていて
物流や灌漑に使われてきました。
野蒜築港事業で掘られた北上運河や東名運河は、この貞山運河へと通じています。
空港から、私が車をとめた駐車場にむかう橋のあたりです。(北向き)
橋の向こうに見えるのは東北大学のボート部の艇庫です。
自衛隊が基地としていました。
運河沿いの道のあちこちのアスファルトがはがれていました。
このあたりを津波がおそったときの写真がありました。
艇庫が写っています。
車は離れた場所に集められており、そこで発見することができました。
両側から潰されたような形になっていて、窓が壊れて中には泥がたまっていました。
車の形が残っていないようなものもあり、また、殆ど傷がなく、中に水も入っていないようなものもありました。
後部に積んでいたベビーカーはなくなっていましたが
泥の中から子供の靴がみつかりました。