多賀城という場所

多賀城市は、仙台のベッドタウン的な側面も大きく
市街地や工業地の多い場所です。
東北学院大学の工学部のキャンパスもあります。

JR仙石線多賀城駅の目の前に上記した末の松山はあります。

そしてまたすぐ傍には国道45号線が走っています。
仙台から塩釜、松島方面への道であり、とても利用の多い路線です。

今もたくさんの車が行き交うこの道路沿いにも
多くの爪痕が残っています。

ロードサイドには営業を再開できていない店舗も相当な数があります。

更にもう少し海側へ行くと産業道路と呼ばれる、県道23号線があります。
この道路沿いのイオンも店舗はまだ使えていません。

近くには瓦礫の集積所があります。

周囲には住宅などもたくさんあります。

今回の津浪被害では多くの地域が被害を受けました。
それらの多くは漁港の町です。
或いは仙台市東部のような田園地帯の多い地域もあります。

もしかすると、そのことによって、例えば東京などの都市に住んでいる人たちが
自分たちと連続性を実感できない部分があるのではないかと想像します。

ある側面で、地方は中央のコンテンツとして求められて来たと思っています。
実体が問題なのではなく、そこでは例えば田舎らしさ、とか美しい自然などが求められます。
そしてそれは自分たちの世界とは切り離されたものとして認識されざるを得ないと。

もしかすると多賀城の状況は、より親近感をもった眼差しを得ることができるのではないか
そんなことを考えながら、多賀城を歩きました。