仙台七夕祭
震災直後は開催が危ぶまれた仙台七夕祭ですが、例年通りに行われました。
予想より人手もあり、いつも通りではありましたが、
今年は「願い事」「祈り」の要素が濃い飾りつけが多く見られました。
もともと七夕は「祈りの祭」である訳なのですが
商店街のお祭でもあって、商売繁盛の色合いが濃いものでした。
しかし、今回は市民の祈りとなっているように感じます。
老舗デパートの前に飾られた鶴は、仙台市内の小中学校の児童が折ったもの。
恒例の仕掛けものも、
志津川のたこ次郎
気仙沼カツロウ
そして、定禅寺通には
日本全国、世界各地から届けられた祈りが飾られていました。
初めて折ったであろう鶴や、一生懸命書いた日本語。
1つ1つの飾りを丁寧に眺めたり、或いは短冊を読んでいる人を
今年はたくさん見かけた気がします。
これを機に仙台七夕祭を、多様な祈りの場としていくのもいいように思いました。