つぶやき

ひとつの道

河北新報の記事です。 「2012年、春/気仙沼・舞根(下)浸水域/干潟として守りたい」護岸工事で失われた湿地帯を、再び干潟として保全しようという内容です。 記事には、次のような言葉があります。 「自然を残すことで産業や雇用を生み出すことができ…

津波と環境

山形にある東北芸術工科大学で写真展を観て来ました。 生命というものを包括的に感じさせてくれる刺激的なもので、ゆっくりと堪能しました。その中に永幡嘉之さんという自然写真家の撮った写真が、短い説明文と共にありました。 それらは、津波が生態系にど…

BIGNAMEのエトセトラ

震災後、被災地にはたくさんの建築家がきました。 建築家による復興支援ネットワークアーキエイドも立ちあがり 様々な地域で色々な形で、復興に協力しています。 すごい世界的ビッグネームが並んでいます。これは建築家たちの「何か力になりたい」という気持…

帰ってくるフラッパーズ

宮城の女子サッカーについてのつぶやきを以前書きました。 かつて宮城にあったフラッパーズというチームが、 東京電力のマリーゼとなり、震災後は休部になっていました。 一時は川崎フロンターレに移管されるという噂も流れて、 もう東北には戻らないのかと…

サッカーと宮城

女子W杯優勝おめでとうございます。 試合が見られなかったのは痛恨でしたが、朝から興奮するニュースでした。宮城県は女子サッカーが強いところです。 1992年に初めて行われた、全日本高等学校女子サッカー選手権大会の優勝校は 仙台にある聖和学園高等学校…

書籍『津波と村』

既にご存知の方も多いかと思いますが 福島県生まれの研究者(民俗・地理・歴史にまたがっています) 山口弥一郎の著作『津波と村』が復刊されます。東北をフィールドに膨大な研究を行った山口弥一郎が 昭和の三陸津浪の後の三陸の集落の移動について丹念な調…

誰の物語

高台への移住に対しての漁師からの反発は前から伝えられていました。 おそらくこれらニュースで伝えられる反発は、記事の文面ほど単純なものではなく、 集落や漁港の集約など、さまざまな面をもっているのだと思います。一方「識者」の言としても、安直な高…

高台。

6月16日の読売新聞の記事です。復興へ遺跡が難題…高台に集落跡、事前調査必要高台への移住のために土地を調査すると、遺跡が出てきてしまうということです。 考古の先生の話では、海に近い低い場所からは遺跡は出てこないそうです。 それは波に流されて消え…

私たちは我慢強いか

4月11日の河北新報の社説の中に以下のような文章がありました。「震災後、『東北の人は我慢強い』というコメントを幾度となく耳にした。 その多くは美徳として語られているのだが、少し違うのではないか」確かに、この約2カ月の間そのような言葉を再々目にし…