野蒜の様子

初夏

晴れた野蒜を訪れるのは久々のような気がします。梅雨入りして、肌寒い日が続いてはいましたが あちらこちらに花が咲いていて、草の丈も高くなり夏の予感がします。 海岸では防潮林の伐採?が行われています。 堤防建設の準備だと思います。 野蒜駅からの道…

新市街地跡の未来

先週、新市街地跡の様子です。 橋脚などの様子は、多分ほとんど変わりありません。 河口に面した辺りは護岸工事がかなり進んでいます。 こちらは北上運河側。 こちらが鳴瀬川方向。 震災前と比較して、かなり高く盛られています。 途中には電信柱も立ってい…

5月の晴れた日 2

5月は田植えのシーズンでもあります。 これは大塚と東名の間にある田圃です。 津波で浸水し、去年は作付けは行われませんでしたが 今年は復活していました。 こちらは鳴瀬川沿い、長沼地区です。 ここも緑になっていました。 この田圃はアグリードなるせとい…

5月の晴れた日

5月も後半に入り、随分と暖かい日が続いています。 いつもの場所からの景色です。 今も重機による作業は続いています。随分と緑が濃くなってきました。 資料室のある高台から鳴瀬川へと下る斜面には ハマエンドウ?が紫の花を咲かせていました。 新町にはセ…

まもなく桜。

4月23日の写真です。 新山神社の桜は数輪咲いていました。 もうつぼみは真っ赤で、まもなく開いたことでしょう。 野蒜駅から小野にむかう仙石線の線路沿いでは いまだ車などが掘り出されていました。いつも通り資料室から見える様子です。 先月の写真と比べ…

高台の位置?

東松島市のHPに「石巻広域都市計画道路の変更案(概要) 字界図」というものが載っています。 ここに示された赤い部分は道路計画のようですが、恐らく高台の新たな住宅地の位置が 大まかに示されているものではないかと思われます。新たな仙石線のルートも、…

3月末に。

情報を耳にして、久しぶりに野蒜築港の新市街地跡を訪ねました。 明治17年に建立された黒澤敬徳の碑は、津浪で流されてずっと倒れたままでいました。 その他、かつての野蒜築港の数少ない遺構も津浪で流されてしまい それでも発見してもらって、まとめて並べ…

『鎮魂と再生』

鎮魂と再生 〔東日本大震災・東北からの声100〕という本が出ました。実は私もこの本で聞き書きに参加しています。 旧鳴瀬地区で7人の方からお話を伺いました。ご迷惑もかけてしまったかもしれませんが 鳴瀬地区の震災の記憶を、ほんの一部だとしても残せたこ…

仙石線、続報。

本日(2012.3.29)付河北新報の記事です。 「仙石線新ルート用地と被災ルート 東松島市とJR売買へ」 とあり、 「陸前大塚−陸前小野の現ルート約6.4キロの一部と、約500メートル内陸側に移設する新ルート約3キロ」を東松島市とJRの双方で売買する調…

優先順位

先日また野蒜を訪れていたときに聞いた言葉です。「あれから1年たって、被災者の取材なども随分あった。 だけど、『安全』に対する施策って何も進んでいないような気がする。 アウターライズで津波が来るという話もあるのに 復興復興で、海に近いところにも…

新潮45

先日のNHKの番組で、野蒜を歩いていた赤坂憲雄さんは 『新潮45』という雑誌で 「東北学」第二章への道 という連載をされています。 今店頭に並んでいる四月号に載っている第二回は、かなり詳しく野蒜が取り上げられています。 野蒜築港や野蒜海岸の波打ち際…

NHKの番組

以前、ご報告したNHKの番組が今度の日曜日(18日)に放送されるようです。 2012年3月18日(日) 夜10時からです。 http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0318.html ETV特集の「生き残った日本人へ−郄村薫 復興を問う−」というものです。 このサイ…

まもなく1年

春の雨の降る野蒜です。 資料室から見た新町の様子です。 重機が入っています。 ここだけではありません。 新町のいたるところで、作業が行われています。野蒜駅から海岸にむかう道沿いも作業が行われていました。 公民館のところでは 駐在所の解体工事。付…

立春を過ぎて

2月8日に撮影した野蒜です。 資料室の前から。すっかり電線が張られました。 海はいつものように美しいですが、とにかく寒いです。 白鬚神社のあたりにトラックがいます。 打ち上げられた船の回収作業のようです。 少しずつこうやって景色が変わっていきます…

産経新聞連載

産経新聞に連載されている新章東北学。 先日は野蒜を舞台とした内容でした。「海辺に暮らすということの内実は、わたしたちが想像していた以上に多様です」このことを、きちんと伝えているメディアがどのくらいあるでしょうか。 野蒜だけではなく、多賀城や…

NHKの取材

NHKが野蒜を取材するのに同行させていただきました。もちろん、津波の被害の様子についてもレポートされますが それだけではなく、野蒜築港についてもかなり詳しく触れていただけると思います。 私の知る限り、震災後はじめてです。野蒜築港の知名度があがる…

仙石線その後

今日の新聞やテレビで仙石線の復旧計画が報道されていました。 東名と野蒜両駅の500m内陸への移動は、前から言われていた通りですが 3年半での開通(NHKでは27年度という言い方をしていたように思いました)と はっきり見通しが立ったことは大きな前進だと思…

仙石線のこと

東松島市内には (仙台 ←)陸前大塚-東名-野蒜-陸前小野-鹿妻-矢本-東矢本-陸前赤井(→ 石巻) と、8つの仙石線の駅があります。陸前赤井から3つ目はもう石巻駅です。現在は矢本-石巻間での運行は行われており、 年度内には、その運行が陸前小野-石巻へと拡…

年明け

年が明けました。 今年も少しずつですが、更新を続けていきます。 いつもの場所です。 電柱が立ち、手前には電線も引かれています。 資料室の前の瓦礫が少し減ったようにも見えます。 気のせいかもしれません。 水門の傍に舟がありました。 以前はなかったよ…

年の暮れ

小雪の舞う野蒜です。いつもの場所から見た景色に変化がありました。電柱が立っており、電気工事をしています。今、人の住んでいない新町に何故電気がというと 運河の水門を管理するためのようです。 そろそろ閉じたままの水門も開閉するのでしょうか。 吉田…

河北新報の記事

河北新報の特集記事に「3.11 記憶 あなたを忘れない」という連載があります。 震災で亡くなった方を綴るものです。 12月26日には野蒜築港ファンクラブ関連について載っています。

大塩

東松島市の仮設住宅もまた、他の地区同様に様々なところに建てられています。先日、大塩のグリーンタウンにある仮設住宅にお邪魔する機会がありました。いつも、野蒜方面へ行くと、足を延ばしても矢本くらいで 海の近くばかりをうろうろしていましたので 内…

仙石線

「最後の被災列車撤去完了 東松島・JR仙石線」 昨日の河北新報のニュース記事です。 野蒜と陸前小野駅の間に止まっていた列車、約9ヶ月残されていましたが とうとう撤去されました。少しずつ少しずつ進んでいます。

えんまん亭

先日、矢本方面に行く用事があり、こちらに寄りました。 えんまん亭です。もともと洲崎に店舗があり、津波で流されてしまいましたが 10月から矢本運動公園で営業を再開されています。 野蒜から少し離れてしまいましたが、野蒜からもたくさんの人が食べにでか…

11月末の野蒜

少しアップが遅くなりましたが、11月末の野蒜の様子です。 いつものように資料室から。 すっかり冬枯れというたたずまいになってきました。空には 渡り鳥も。 空は雨模様です。新町周辺は、家屋の解体が進み、更地が広がっています。 今もまた解体作業が行わ…

線路

野蒜から矢本にむかう道中、矢本-小野間の線路の整備をしていました。 今年度中にこの範囲は運行が再開されるそうです。 これができるなら、高城から小野までの暫定の復旧もできそうに思いますが そう簡単なものではないのかもしれません。先日聞いた話では…

10月末

10月末の野蒜です。 いつものように、資料室からの風景。 もうすっかり秋が深まっている様相です。 すかすかになった松林の向こうに、ただ水面がキラキラと光っています。 セイタカアワダチソウだけが鮮やかです。 川沿いの工事は何やかやと進みます。 野蒜…

暮らしていくこと

野蒜海岸は人気の海水浴場です。 鳴瀬川に運ばれた砂が堆積して、美しい砂浜を作っています。鳴瀬川を渡った浜市地区の海岸線は風景が異なります。 運河沿いに漁船が並び漁港としての機能を持っています。東名では牡蠣の養殖は行われてはいますが、 野蒜とい…

野蒜駅前のトイレ

お話を伺ったところ、北赤崎に住む方が こまめに清掃をするということで、設置が決まったそうです。けっこう利用する方も多いとのこと。野蒜駅の二階にも、もうすぐ電気が通るようです。 仙石線の問題はなかなか難しいものですが、 一方で止まった時計、廃線…

日常の持続

10月に入り、緑が薄くなって枯草色になってきました。 (2011/10/04撮影) いつものように釣り客もいて、沖には大きな船が見えます。 9月には激しい台風が来ましたが、 白鬚神社付近の枝にひっかかった布などは、落ちなかったようです。 消防署には東北電力…