8月の終わり

今年は暑い日が続きます。 仙台では真夏日が18日間続きました。 これは大正15年に仙台管区気象台が観測を始めて以来の最高記録でした。 (仙台におかれる予定の測候所が、予定を変更し野蒜におかれたのは明治14年です) 8月の終わりにいつもの場所です。 こ…

晩夏

お盆を過ぎても暑い日が続いています。 東名の駅の近くはひまわりに覆われています。それだけではなく あちこちに黄色い花が咲き乱れています。東名運河沿いも。 水面に黄色が映えていました。浜市の水路には カモの赤ちゃんたちが。 近づいたので穴に隠れて…

新市街地跡に建つ

先日も載せた、浜市の野蒜築港市街地跡に建設中の建物は 浜市の漁師さんたちの加工場だそうです。これまで個人で営んでいた仕事を、会社形式に変えて 協力して再生していくそうです。東松島市は、海苔や牡蠣の名産地です。

梅雨明け前

時間がたってしまいましたが、7月13日の野蒜です。 まだ梅雨があけず、どんよりとした天気でした。 新市街地跡には大量の土が積まれていました。 これは鳴瀬川河岸の堤防建設に使われているようで どんどんトラックで運ばれていました。 北上運河近くでは浜…

梅雨明け後

梅雨があけた頃から連日暑い日が続いております。 7月29日の野蒜です。 草が一層繁茂して、夏の到来を実感します。自然は本当に力強く、手のつかない土地はあっという間に植物が生い茂ります。 この辺りはそれでも重機が入っていたのでこの程度ですが。 その…

土地利用

ネットで拾った図面です。東名側の土地利用計画のようです。

福島での出来事

7月31日までの期間限定公開とのことなので、お早めに。 http://blogs.yahoo.co.jp/fukushimaaqua/9326268.html福島県内でのホタルの放流がひとつの大きなきっかけとなっている記事です。復興のために何をするのか。その基底に善意があればいいのか。他人事と…

初夏

晴れた野蒜を訪れるのは久々のような気がします。梅雨入りして、肌寒い日が続いてはいましたが あちらこちらに花が咲いていて、草の丈も高くなり夏の予感がします。 海岸では防潮林の伐採?が行われています。 堤防建設の準備だと思います。 野蒜駅からの道…

新市街地跡の未来

先週、新市街地跡の様子です。 橋脚などの様子は、多分ほとんど変わりありません。 河口に面した辺りは護岸工事がかなり進んでいます。 こちらは北上運河側。 こちらが鳴瀬川方向。 震災前と比較して、かなり高く盛られています。 途中には電信柱も立ってい…

[番外編]野蒜海岸

海岸線の各種工事がそれなりに進む中、その方向性に個人的にとても興味を持っています。 そのような中、次のようなイベントを見つけました。東日本太平洋岸・市民による海岸植物群落調査と「海岸とのふれあい」調査プロジェクト6月17日に野蒜海岸で市民参加…

ひとつの道

河北新報の記事です。 「2012年、春/気仙沼・舞根(下)浸水域/干潟として守りたい」護岸工事で失われた湿地帯を、再び干潟として保全しようという内容です。 記事には、次のような言葉があります。 「自然を残すことで産業や雇用を生み出すことができ…

5月の晴れた日 2

5月は田植えのシーズンでもあります。 これは大塚と東名の間にある田圃です。 津波で浸水し、去年は作付けは行われませんでしたが 今年は復活していました。 こちらは鳴瀬川沿い、長沼地区です。 ここも緑になっていました。 この田圃はアグリードなるせとい…

5月の晴れた日

5月も後半に入り、随分と暖かい日が続いています。 いつもの場所からの景色です。 今も重機による作業は続いています。随分と緑が濃くなってきました。 資料室のある高台から鳴瀬川へと下る斜面には ハマエンドウ?が紫の花を咲かせていました。 新町にはセ…

まもなく桜。

4月23日の写真です。 新山神社の桜は数輪咲いていました。 もうつぼみは真っ赤で、まもなく開いたことでしょう。 野蒜駅から小野にむかう仙石線の線路沿いでは いまだ車などが掘り出されていました。いつも通り資料室から見える様子です。 先月の写真と比べ…

[本の紹介]自然の「豊かさ」とは

以前ご紹介した永幡さんの本が出版されました。巨大津波は生態系をどう変えたか―生きものたちの東日本大震災 (ブルーバックス)作者: 永幡嘉之出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/04/20メディア: 新書購入: 5人 クリック: 170回この商品を含むブログ (11件)…

高台の位置?

東松島市のHPに「石巻広域都市計画道路の変更案(概要) 字界図」というものが載っています。 ここに示された赤い部分は道路計画のようですが、恐らく高台の新たな住宅地の位置が 大まかに示されているものではないかと思われます。新たな仙石線のルートも、…

3月末に。

情報を耳にして、久しぶりに野蒜築港の新市街地跡を訪ねました。 明治17年に建立された黒澤敬徳の碑は、津浪で流されてずっと倒れたままでいました。 その他、かつての野蒜築港の数少ない遺構も津浪で流されてしまい それでも発見してもらって、まとめて並べ…

『鎮魂と再生』

鎮魂と再生 〔東日本大震災・東北からの声100〕という本が出ました。実は私もこの本で聞き書きに参加しています。 旧鳴瀬地区で7人の方からお話を伺いました。ご迷惑もかけてしまったかもしれませんが 鳴瀬地区の震災の記憶を、ほんの一部だとしても残せたこ…

仙石線、続報。

本日(2012.3.29)付河北新報の記事です。 「仙石線新ルート用地と被災ルート 東松島市とJR売買へ」 とあり、 「陸前大塚−陸前小野の現ルート約6.4キロの一部と、約500メートル内陸側に移設する新ルート約3キロ」を東松島市とJRの双方で売買する調…

優先順位

先日また野蒜を訪れていたときに聞いた言葉です。「あれから1年たって、被災者の取材なども随分あった。 だけど、『安全』に対する施策って何も進んでいないような気がする。 アウターライズで津波が来るという話もあるのに 復興復興で、海に近いところにも…

新潮45

先日のNHKの番組で、野蒜を歩いていた赤坂憲雄さんは 『新潮45』という雑誌で 「東北学」第二章への道 という連載をされています。 今店頭に並んでいる四月号に載っている第二回は、かなり詳しく野蒜が取り上げられています。 野蒜築港や野蒜海岸の波打ち際…

NHKの番組

以前、ご報告したNHKの番組が今度の日曜日(18日)に放送されるようです。 2012年3月18日(日) 夜10時からです。 http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0318.html ETV特集の「生き残った日本人へ−郄村薫 復興を問う−」というものです。 このサイ…

まもなく1年

春の雨の降る野蒜です。 資料室から見た新町の様子です。 重機が入っています。 ここだけではありません。 新町のいたるところで、作業が行われています。野蒜駅から海岸にむかう道沿いも作業が行われていました。 公民館のところでは 駐在所の解体工事。付…

被服廠跡

思い立って被服廠跡(東京都慰霊堂と復興記念館)へ行ってきました。大正12年の関東大震災のとき、ここには公園予定地の大きな空き地があり、 周辺一帯の大勢の人々が逃げ込みましたが、 その後火災が発生し、逃げ場をなくして多くの人々が亡くなった場所で…

立春を過ぎて

2月8日に撮影した野蒜です。 資料室の前から。すっかり電線が張られました。 海はいつものように美しいですが、とにかく寒いです。 白鬚神社のあたりにトラックがいます。 打ち上げられた船の回収作業のようです。 少しずつこうやって景色が変わっていきます…

産経新聞連載

産経新聞に連載されている新章東北学。 先日は野蒜を舞台とした内容でした。「海辺に暮らすということの内実は、わたしたちが想像していた以上に多様です」このことを、きちんと伝えているメディアがどのくらいあるでしょうか。 野蒜だけではなく、多賀城や…

NHKの取材

NHKが野蒜を取材するのに同行させていただきました。もちろん、津波の被害の様子についてもレポートされますが それだけではなく、野蒜築港についてもかなり詳しく触れていただけると思います。 私の知る限り、震災後はじめてです。野蒜築港の知名度があがる…

仙石線その後

今日の新聞やテレビで仙石線の復旧計画が報道されていました。 東名と野蒜両駅の500m内陸への移動は、前から言われていた通りですが 3年半での開通(NHKでは27年度という言い方をしていたように思いました)と はっきり見通しが立ったことは大きな前進だと思…

津波と環境

山形にある東北芸術工科大学で写真展を観て来ました。 生命というものを包括的に感じさせてくれる刺激的なもので、ゆっくりと堪能しました。その中に永幡嘉之さんという自然写真家の撮った写真が、短い説明文と共にありました。 それらは、津波が生態系にど…

仙石線のこと

東松島市内には (仙台 ←)陸前大塚-東名-野蒜-陸前小野-鹿妻-矢本-東矢本-陸前赤井(→ 石巻) と、8つの仙石線の駅があります。陸前赤井から3つ目はもう石巻駅です。現在は矢本-石巻間での運行は行われており、 年度内には、その運行が陸前小野-石巻へと拡…